生明辰也さんをお招きし、全社研修を行いました。

2023年10月18日

 2023年8月28日(月)、生明辰也さんをお招きし、デザイン・オフィス・キャンの教室スタジオにて、全社研修を行いました。

 今回は「コミュニケーション」や「チーム」をテーマに、グループワークを交えながら研修を行いました。

 まず初めに、コミュニケーションエラーによる仕事でのミスや、どういったことが原因でコミュニケーションエラーが起きてしまうのかなどについて、お話いただきました。

生明辰也さん/フリーアナウンサー

「伝える」ことの難しさ。

 最初に、相手に伝えたいことを100%伝えることの難しさや、100%(もしくはそれに近い割合)に近づけるためには、積極的にコミュニケーションを図り、「相手を知ること」「自分を知ってもらうこと」が大切だということを学びました。

 デザイン・オフィス・キャンは在宅勤務の社員がほとんどのため、なかなか社員同士のコミュニケーションが生まれづらいというのが現状です。しかし、そういった状況だからこそ、これまで以上に声をかけること、目を見て、体を向けて挨拶することを意識的にしていきたいと思いました。

 その後実際に、伝達すること(コニュニケーション)の難しさを『図形伝達ゲーム』を通して体験しました。(”前の人が描いた絵を見て、何の絵かを次の人へ絵を描いて伝えている”という伝言ゲーム)

 このゲームでは、それぞれの感性(5感)や、生まれた場所や育った背景、周りの環境などの違いによる「伝えることの難しさ」を体験できました。

 「乾燥機」というお題、どういった絵を描いて伝えるのか。

 同じような絵にも関わらず、「洗濯乾燥機」や「洗濯機」、「除湿機」「送風機」など、答えがバラバラになりました。

 絵だけではなく言葉も一緒で、同じような言葉で同じような内容を伝えたとしても、「聞く相手次第では捉え方も伝わる内容が変わってしまう」ということを学び、改めて、「相手を知ること」その上で「相手に合わせた伝え方や言葉を選ぶこと」の重要さに気が付きました。

今まで知らなかった、相手のことを知る。

 その後、「相手を褒める」、「チーム内での共通点をたくさん書き出す」、「自身の苦手なこと→それに対する周りのフォロー方法」などをチームで話し合い、これまで知らなかった相手のことを知るワークを実施しました。

 「実は、みんな第一子だった」「実は、みんな夏が嫌いだった」など、小さなことですが、ワークを通して気づけることが多くありました。

 こういったことの繰り返しが、コミュニケーションエラーを防ぐための一つの方法なんだと思いました。

参加メンバーの感想

江幡

 自分の考えを相手に齟齬なく伝えるのは難しいなと日々実感している中で生明さんの研修は、相手を知ることと合わせて自分を知ってもらうことや、コミュニケーションの基礎などを、グループワークを通して体験し、学ぶことができました。

 グループワークでは特に、『共通点をたくさん書き出すワーク』と、『自分の苦手なこと→それに対するフォローの仕方をチームで考えるワーク』の2つが印象深いです。

 『自分の苦手なこと→それに対するフォローの仕方をチームで考えるワーク』では、チームメンバーそれぞ、自身の苦手な事を伝え、その苦手なことの対処法を全員で考えるワークをしました。

 自分や相手が何を苦手としているのかを明確化し、その対処法を全体で共有することでチームとしての質も上がるのだなと実感を得ることが出来、とても充実した研修となりました!

 生明さん、ありがとうございました!!


松本

 「他人には伝えたいことの約40%しか伝わっていないが、努力次第で100%に近づけることはできる。」

 日頃、伝えるという作業も多い仕事の為、とても響きました。
 また、教えていただいた「5W3Hの原則」は、早速業務に取り入れ実践したいと思います。

 図形伝達ゲームには、まんまと引っかかってしまいました・・・。
 しかし、その結果からコミュニケーションの難しさや相手を理解することの大切さを楽しく学ぶことができました。

 生明さん、貴重な体験ありがとうございました!